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「化粧との付き合い方を見直す時間を作る」オタクな美容部員・黒河けーこのメイク論

「化粧との付き合い方を見直す時間を作る」オタクな美容部員・黒河けーこのメイク論

 初めての方ははじめまして、ご存知の方はこんにちは! ブログ「オタ女のためのオタ女によるオタ女のための美容法」の管理人の、黒河けーこです。今回、「わたしの自分磨き」をテーマに記事を書かせていただくことになりました。よろしくお願いします!

 メイクにつゆほどの興味もなかったオタクの私が、縁あってビューティアドバイザーになってから早10年弱。化粧品カウンターでお客様のご相談に乗るかたわら、カウンターに来れない人にも何かお手伝いができればと思い、ネット上でも美容やメイクについて発信しています。

 「メイクのこと何でも知ってるんですね」なんて言われることもありますが、とんでもない! 私にとって、「化粧」ほど魔訶不思議で、とらえどころがなくて、興味深いものはありません。

 だからこそ、より素敵な自分になるために、メイクとしっかり向き合うことが重要だと日々感じています。メイクと向き合うことこそが、私の自分磨きと言い換えてもいいでしょう。

 さて、それでは実際問題、メイクと向き合うとはどういうことでしょうか? 今日は「化粧」との付き合い方についてお話したいと思います。

あなたはなぜメイクをするのか

 「あなたにとって、メイクとは何ですか?」と訊かれたら、私は迷うことなく「武装です」と答えます。

 みなさん、すっぴんは無防備すぎると思いませんか? それは、紫外線や黄砂みたいな物理的な要因に限った話ではなく、周囲からの視線や、見られ方の話としても、です。

 仕事をしているなら、これくらいの年齢の女性なら、という理由でメイクを求められる。あるいは、友人同士の同調圧力や、恋愛対象から指摘されて、メイクを求められることもある。もっと踏み込まれると、仕事に合わせた清潔感のあるメイクをとか、母親らしいメイクをとか、役割や肩書きに応じた化粧を求められたりもする。

あなたはなぜメイクをするのか

 要するに、世間体や場の雰囲気に対してすっぴんでは防御力が低すぎるんですよね。すっぴんというだけで軽く見られて、落ち込んだ経験がある方もいるかと思います。

 だから、武装するんです。自分らしくいられるように。理想の自分に近づけるように。どこへ行っても、自分に自信が持てるように。

 戦国武将や中世の騎士の鎧は、ひとりでは到底脱ぎ着できない代物だったらしいですね。それに比べれば、メイクはなんてお手軽なんだろう!

 メイクはあなたの武器でもあり、鎧でもあるんです。まずは、メイクはとても心強い味方であるということを心に留めておきたいですね。

化粧は人生の相棒である

 それでは、改めてこの「化粧」について考えてみましょう。

 進学や就職などで、日常的に化粧を始めるのが、20歳頃。日本人女性の平均寿命が87歳だから、まあ80歳くらいまでは日常的に化粧すると仮定します。人によって差異はありますが、実に5~60年は付き合うことになる「相棒」です。改めて考えると、かなり長いこと連れ添っていかなきゃならないことがわかりますよね。

 私はこの相棒を、苦手だと思うことが多いんですよね。

 私の意志を無視して勝手に跳ね上がるアイライン。私と全然仲良くする気の無い新色の口紅。このじゃじゃ馬たちのための30分の早起きができない朝は特に、うまく付き合えないなあと気が滅入る。

「化粧」は相棒である

 一方で、今日は化粧のことが好きになれそう! と思える日もあるんですよ。

 私の欠点を完璧に隠してくれるコンシーラー。最高にセクシーにキメてくれるアイブロウ。文字通り、「私の顔」を担ってくれる朝は、今日はご機嫌だな相棒、と笑える。

 着心地の悪い鎧に感じる日もあれば、これさえあれば無敵だと思える日もある。長く一緒に走る相棒ですから、できれば前向きな気持ちで付き合っていきたいですよね。

 では、そんな相棒と前向きに付き合っていくには、どんなことに気をつければいいでしょうか?

化粧という”生き物”について考えよう

 みなさんは、普段どんな風にメイク用品を選んでいますか? そして、日々どんなメイクをしていますか?

 あるいはこんな経験はありませんか? 一度良いと思った化粧品の良さを妄信しがちで、そう簡単に推し変ができない。このアイラインの引き方が最強だなと確信すると、何年もその線以外引けなくなる……。

 しかし、毎日化粧と格闘していると、そうもいかないことがわかってきますよね。5年前の自分と5年後の自分では、顔の造形も変わるし、したいメイクも変わるものです。

 よくご相談を受けるのは、口紅の色や眉の描き方。「学生時代に好んでいた色や描き方では、顔がぼんやりした印象になる」と悩まれている方が、実はすごく多いのです。

化粧という生き物を理解しよう

 他にも「肌質が変わったので、メイク用品を総入れ替えしたい」と相談に来られるお客様もいれば、「今までは好きに派手なメイクを楽しんできたけど、妻として母として、上品なメイクに変えたい」というようなお客様も。

 年齢を重ねて、肌質や色素が変化した実感をお持ちの方もいるのでは? 生活やライフステージの変遷に伴って、メイクの仕方を変えたいと、強く思ったことのある方もいるでしょう。

 一度「これ!」と決めたメイクで一生済ませられれば楽なのに、そうはさせてくれない。まるで「化粧」が生きているかのような、厄介な相棒ですよね。いや、厄介なのは、年を追うごとに顔も役割も変わる私自身?

 こうなってくると、毎日のように化粧との付き合い方を考えざるを得ません。私たち自身も、「化粧」も、日々更新され、アップデートされていくのが、より良い在り方ということでしょう。

化粧と上手に付き合っていく方法

 それじゃあ私は、来る日も来る日も化粧と自分の顔の研究をしているのかというと、実際はそうでもありません。

 新商品を片っ端から試すほどの根気はないし、暇を見つけては眉毛を整える熱意もない。そんな暇があるならソシャゲのイベントを走るし、SNSで友人たちと推しについて語ったりする。

 ただ、こんな私でも、相棒と上手くやっていくために、心がけていることがひとつだけあります。

 それは、相棒との会議の日を作ること。月に一度くらい、ポーチの中身を精査する日、自分の顔をじっくり観察しながら化粧する日を作ることです。

 化粧ポーチをのぞきながら、考える。今使っているアイテムで、使いづらさを感じているものはないか? 手持ちのアイテムは今の私の理想のメイクを叶えてくれているか? 最近のメイクで、不足はないか? 今のメイクは、今の私の顔にベストマッチなものか?

化粧と上手に付き合っていく方法

 ゲームしてるときだって、今装備しているのが最強装備かどうか、定期的にチェックしますよね。攻撃力の上がる武器がほかにないか? 今から戦いに行く敵にはこの防具でいいのか?

 同じように、現実で自分の武装をチェックするのも大事です。

 それから一番大事なのは、「毎朝これをやって大変じゃないか?」と自分に確認すること。化粧との付き合い方を見直す時間を作るんです。

 趣味だって人間関係だって、しんどい苦しいと泣きながらでは何年も続けられませんよね。そんな付き合い方では、いつかどこかで破綻する。好きだな、心地いいな、と思える方が、確実に長く続く。

 化粧も同じです。今の化粧は、私にとって快適で気持ちいいものかどうか、定期的に確認する。機嫌よくメイクできるか? 少しでも楽しんでできそうか?

 だってこれからまだ何十年も付き合っていく相棒なんだから! 24時間365日化粧と向き合うのは無理でも、月に一度くらいはじっくり話す時間を持って、日々の「キレイ」が前向きになるようにしています。

化粧といい関係を築けていますか?

 もしこれを読んでいる人で、自分のメイクに違和感を感じている人がいるなら、それは「今の自分」用にカスタマイズされているか、確認してみましょう。

 長く付き合う相棒なのだから、今の自分のスタイルに合わないと感じれば潔く変えることも大事です。

 一度腰を据えて、お金も時間もがっつり注ぎ込んで、最強装備を追い求めるのもいい。ここ一番という人生の踏ん張りどころでは、しっかりばっちりメイクが肝要でしょう。

 あるいは、がんばりすぎている自分を見直して、メイクに手抜きや妥協を覚える必要があるかもしれない。忙しくて弱っている自分を労わるためにまず、化粧と距離を置くことが重要なときだってある。

化粧といい関係を築けていますか?

 そしてまた半年後、数年後には、そのときの自分が一番心地いい化粧との付き合い方を考えるんです。ポーチを広げて、鏡をのぞきこんで、いい関係でいられていますか? と問いかけてみてください。

 他の誰でもない、自分だけの化粧との付き合い方を模索すること。相棒との二人三脚の走り方を見直し続けること。

 それこそが、究極の自分磨きであり、「めかして化かす」ことの本懐ではないかな。

 
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